9月6日から17日までミャンマーとタイを訪問し、実施していますミャンマーでのプロジェクトの状況と今後について相談し、タイではチャンマイのコーヒーショップ、ラナカフェの新しいお店とスタッフの人たちに会ってきました。
 15日にはバンコックから小型飛行機で、メソットまで移動し、TBBCのスタッフの案内で、9月28日に日本に定住する難民の人たちに会って励ますために訪問いたしました。
TBBC Thailand Burma Border Consoritium 
http://www.tbbc.org/

左からチョ―セインさん36才とエーレアさん24才  松木
TouTube(動画ニュース)

5家族の内、2名の家長の男性が来てくれました。何度もインタビューされて辟易しているようで、皆,緊張しているようでした。日本でのコンタクトもなく、情報も限られているようで、よけいに不安になっているようでした。
仏教徒3家族、クリスチャン2家族だとのことです。東京のカレンのコミュニティーについて、情報を調べてTBBCの担当者を通しして、彼らに知らせてあげています。

今度、ミャンマーとタイを訪問してミャンマー難民についていろいろと考えました。伝聞による情報もあってどれだけ正確かわかりませんが、以下のことを教えられました。

①難民キャンプでの生活が長く、すぐに帰国の目処もたたないので、第三国定住をすすめ難民キャンプを縮小することが目的であった。しかし、すでに約6万人が移住したが、相変わらず難民キャンプの人口は約14万人と変わらない。
②タイには約300万人(?)あるいはそれ以上のミャンマー人が労働許可をえて合法的に、あるいは不法に滞在している。
③わかちあいプロジェクトが始めたチェンマイのショップの従業員、6名中 2名はミャンマーからの出稼ぎで、その一人の郷里からは、ほとんどタイに来て働いているといっていました。
④第3国定住がはじまると、タイ国内で生活したミャンマー人が、難民キャンプに移り住んで、ヨーロッパなどの受け入れ国に移っていったケースがある。
⑤キャンプで生活する人と、タイで合法、非合法に滞在して生活するひととの違いはどこにあるのでしょうか。
勿論、国境の紛争地域で家を焼き払われたりして逃げてきた人たちだと思いますが、彼らにも難民キャンプで生活する方法と、タイ国内で生活する方法があるように思えます。

以上が正しい認識であるならは、第3国定住以外に、タイ国内で労働許可を得て仕事をするという別の方法があるのでないかと思います。それをサポートするほうが、日本に定住するより、言葉の面、生活習慣の面などより生活しやすいのではないのでしょうか。
今回来る5家族、27人についても、タイ国内あるいは難民キャンプで、しっかりと訓練して、たとえばタイの日本企業に雇用してもらうという方法はないのでしょうか。
 内閣官房、法務省、外務省など役所の人がどのように認識されているか知りたいところです。
 私が2人に会った感じでは、日本で生活するのは相当苦労すのではないかという印象を持ちました。メディアなどにいろいろと質問され、神経質になっているようでしたから、私は名前、家族、宗教、日本に知り合いがいるかということを以外、細かいことは質問しませんでした。