フィリピンのネグロス島で収穫された有機サトウキビを絞り、煮詰めて、自然乾燥させ、粉末にして作られるマスコバド糖は、サトウキビの自然な風味やミネラル分などの栄養素がそのまま残された、優しい甘さとコクのある黒砂糖です。その黒砂糖をベースに、栃木県にあるアジア農村指導者養成専門学校「学校法人アジア学院」でクッキーを製造しました。
黒砂糖の美味しさがつまった手作りクッキーは、一度味わったらやみつきになる美味しさ。
人気のプレーン黒糖味に加えて、パレスチナ産のアーモンドを大きめに砕いて入れたアーモンド味と、スリランカで有機栽培されたしょうがをパウダーにして混ぜ込んだジンジャー味の、全部で３つの味ができました。
自然の恵みいっぱいの、どこか懐かしい風味を感じられる黒糖クッキーをお楽しみいただけます。
【フィリピン～マスコバド糖】
砂糖危機を乗り越えて、農地改革による農家の自立
マスコバド糖の生産地、フィリピンのネグロス島では、古くからサトウキビの生産が行われてきましたが、1980年代半ば、砂糖の国際価格が暴落し、多くの農民が仕事を失い、飢餓、貧困へと追いやられました。この窮地から脱出するため、伝統的な製法で作られたマスコバド糖を公正な価格で取引することで、人々の自立を促そうと「オルター・トレード社」が設立されました。農地改革で土地を手にした農家の人々は、組合となって民衆交易と有機農業に取り組み、発展を遂げています。今では、オルター・トレード社は、5百人以上の職員と、フィリピン国内5千人を超える農家の人々の暮らしを支えています。
【パレスチナ～アーモンド】
伝統を引き継ぎながら、紛争に負けない地域の強さを
紛争により社会から孤立しているパレスチナの農村地域を活気づけようと、生産者団体「カナン・フェアトレード」が有機栽培とフェアトレードに取り組んでいます。現地で暮らす人々が、自分たちの生計を維持しながらも、伝統的に引き継がれてきた文化を守り続けることができるよう、歩んでいます。フェアトレードによる奨励金は、地域の物資支援や教育などに充てているほか、労働に見合う適切な対価を支払い、健康的で安全な労働環境を提供しています。
【スリランカ～ジンジャー】
フェアトレードと有機栽培で世界へ挑む
スパイス生産者団体「バイオ･フーズ」は、世界で最初に国際フェアトレード認証のスパイスを製造しました。独自の有機バイオダイナミック製法により、環境に配慮した持続可能な農業を推進し、高品質の有機スパイスを世界へ届けています。フェアトレードにより、人々が技術を身につけ、より多くの収入を得て安定した生活を送れるよう発展を続けています。また、教育や福祉の改善に積極的で、女性の裁縫技術習得のためのトレーニングや保育施設の運営が行われています。
【フィリピン産マスコバド黒砂糖使用】黒糖クッキー（プレーン／アーモンド／ジンジャー）
●原材料：国産小麦、マスコバド黒砂糖、国産菜種油（非遺伝子組換）、アーモンド（パレスチナ）、ジンジャーパウダー（スリランカ）、天日干し甘塩
＊マスコバド黒砂糖、アーモンド、ジンジャーパウダーは国際フェアトレード基準を遵守しています。
●製造国：日本
●内容量：100g
●取得している認証：フェアトレード認証（FLO）
★わかちあいプロジェクトのフェアトレードショップにて販売中！(価格：税別500～600円)
http://wakachiai.shop-pro.jp/
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