デイビッドについて
デイビッド(David Vincent)は、スーダン内戦によって発生した約3万人の難民を保護する目的で1992年に設立されたケニアの「カクマ難民キャンプ」で暮らしていました。わかちあいプロジェクトは、1993年に初めて同キャンプに古着及び食料の支援を行って以来、スタッフやボランティアを定期的に送り現地の教育施設建設等に携わるなどしてきました。わかちあいプロジェクトの現地日本人スタッフ、高村憲明さんの元で、現地スタッフとして働いてくれたのがデイビッドです。カクマ難民キャンプのサッカーチームのキャプテンとしても活躍しました。
デイビッドはオーストラリアに移民として渡り、メルボルンで仲間たちと共に、NGO「Peace Palette(ピース・パレット)」を設立しました。 2011年にアフリカ大陸54番目の国家として誕生した、南スーダンの戦争孤児のストリートチルドレンを救う目的でセンターを作り、子供達の安全を守る活動などを行っています。
デイビッドは、カクマ難民キャンプでプロジェクトマネージャーとして活動していた高村憲明さんが、2001年7月に自動車事故で亡くなった後、高村さんの意思を継ぎ、彼の名前を冠した子どもの教育施設「ノリアキ多目的センター」を設立しました。2013年9月には、自伝「The Boy Who Wouldn’t Die」を出版しました。
Peace Paletteから日本のみなさんへのメッセージ