「世界第2位の綿花生産国インド。綿を栽培する農民の多くは文字を読むことができません。手袋着用と書かれた農薬の注意書きを読まずに、毒性の強い農薬を長時間素手で散布し、皮膚疾患や重い病気になるケースが多いそうです。漂白や染色の工場でマスクも手袋もなしに強い薬剤を大量に使って作業する労働者には、14歳以下の子供が多数含まれていることも。農薬を買うために借金をし、それが返せなくなって自殺に追い込まれる農家が多いと報道されたこともありました。

栽培に使われる農薬、製造過程に使われる劇薬、貧しい人々の劣悪な労働環境、農薬や工場廃液が土壌や水に及ぼす影響・・・普段何気なく手にしているコットン製品の裏側にはさまざまな問題が潜んでいるのです。それらが解決されないのは、消費者が現状を知らされず、より安い製品を求めることが一因ではないでしょうか。安い製品の陰には、安く作らされた人がいる--それを見逃さないことが必要です。その上で私たち消費者が責任ある選択をすることが求められています。

このスニーカーは、インドのフェアトレード認証オーガニックコットンとスリランカのFSC認証ゴムを使い、パキスタンのタロン・スポーツ社が製造しています。企画は英国フェアディールトレーディング社。各生産者にフェアトレードの奨励金が支払われ、従業者の健康や福祉のために生かされます」

FSCの認証付きのゴム素材はフェアトレードサッカーボールの内側に使われています。ゴムはスリランカで適切に管理された森林で採取されました。地球に負担の少ない、持続可能な方法で得られたゴムが使われているのです

 パンダのマークでおなじみのWWFジャパン にフェアトレードボールとスニーカーを納品いたしました。
「パンダロゴの付いたこのボールは、わかちあいプロジェクト(*)の協力によりフェアトレードの基準に沿ってパキスタンで作られました。ボール1個につき約100円の奨励金がパキスタンの生産者に支払われ、現地で主に医療活動に使われます。」

   
   

自社のデザインやロゴ付きのフェアトレードボールの製造(OEM)が可能です。ご興味がある方はお問いあわせください。