(2013年3月20日パレスチナ自治区ジェニン市ブルキン)

社会的起業家精神を持つカナーン・フェアトレード社。
パレスチナ自治区の生産者コミュニティーの生活手段を維持しようと
質の高い製品の製造に打ち込んできました。
今回、日本ではわかちあいプロジェクトが輸入をし、販売元となっている
カナーン社の「Canaan’s Nabali Olive Oil (カナーン・ナバリ・オリーブオイル)」が
ドイツのニュルンベルクで開催された「BioFach2013(ビオファ2013)」において推奨賞を受賞しました。
大会はBioFach会場内に設置された「オリーブオイル・バー」で行われ、
オリーブオイル業界で活躍するエキスパートたちやオリーブオイルの美食家たちによりテイスティングが行われました。
同社や同社に関わる組合にとり、今回の受賞は重大な成果でした。
「イタリアやスペイン、そのほか世界中の単一会社のシングルエステートの高品質なオリーブオイルに負けないこの受賞はカナーン社のオリーブ農家たちの誇り、そしてその農家たちと共に生きる私たちカナーン社の誇りです。」 -カナーン・フェアトレード社代表ナセル アブファルファ氏

社会的使命をもったパレスチナ自治区のカナーン・フェアトレード社。

2004年に設立後、紛争下にいた何千もの小規模農家たちの生活手段の維持のため
彼らを支え、より良い未来のための希望を作り、平和な明日のために経済的・文化的な相互作用を促進してきました。
カナーン社は49の組合に加入した合計1500名の小規模農家たちと200名の女性生産者達により作られたオーガニックのフェアトレード認証エキストラヴァージン・オリーブオイルや伝統的な食品を生産し、販売してきました。カナーン社の製品は世界15か国に流通するまでに至りました。
オリーブオイルについては世界でも初めてフェアトレード認証を取得した団体の一つがカナーン社。パレスチナ自治区から欧米諸国へオリーブオイルを輸出している業者としては一番大きな規模を誇ります。
カナーン社はオリーブの木の植樹、女性団体へのマイクロローンの支援、
農家たちの子供への大学の奨学金などに係る様々なプログラムを通し、農村に還元しています。
わかちあいプロジェクトは2010年よりこのオリーブオイルの輸入を開始し、今ではアーモンドやオイル類などラインナップも充実し生産者と長期的な取引を行っております。


カナーン社代表のナセル氏とわかちあいプロジェクト代表松木

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