プレスリリース
2022年6月15日​
国際協力NGOわかちあいプロジェクト(一般社団法人、住所:東京都江東区、代表:松木傑)は、2022年7月15日(金)~30日(土)の間にわたり、着なくなった衣類や布・革製品の寄付と、難民支援のための寄付金を受付します。古着のリユース・リサイクルで得られた収益は、ウクライナやケニアの難民支援等に活用されます。ゴミの削減と国際協力につながる活動に、ぜひご協力をお願いいたします。

◆6月は環境月間。古着は捨てずに寄付しましょう
着なくなった衣類や使わなくなったバッグやタオルなど、お家の中に眠っていませんか?衣替えに合わせて断捨離をする際に、まだ使えるものを可燃ゴミとして捨ててしまうと、ごみの焼却により温室効果ガスが発生し、環境破壊につながってしまいます。日本では、環境庁の主唱により、6月の一ヶ月間を「環境月間」とし、全国で様々な行事が行われています。必要はなくなったけれどまだまだ使えるものは、ごみに捨てずに7月の寄付期間にわかちあいプロジェクトへお送りましょう。

◆SDGsゴール12「つくる責任 つかう責任」に取り組もう
持続的な開発目標(SDGs)では、2030年までに廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する(ターゲット12.5)ことを掲げています。着なくなった服を捨てずに寄付することで、リサイクル・リユースに繋がり、SDGsの達成に貢献できます。

◆SDGsゴール13「気候変動に具体的な対策を」に貢献しよう
近年「カーボンニュートラル」という言葉を耳にするようになり、地球温暖化対策として二酸化炭素の排出量の削減は緊急の課題となっています。カーボンニュートラル(炭素中立化)は、地球全体で温室効果ガスの実質的な排出量をゼロにすることを指していますが、私たちの生活の中で発生する二酸化炭素は、一人一人の努力によって削減することが可能です。古着はリサイクルが可能であるにもかかわらず、その多くが焼却処分されているのが日本の現実です。古着を寄付し、リサイクル・リユースすることは、ごみの焼却処分による二酸化炭素の排出を減らすことにつながります。

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2022年度 わかちあいプロジェクトの古着募集 概要
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〇実施期間:
2022年7月15日(金)~ 7月30日(土)※必着
〇募集内容:
①各種古着(大人用/子ども用、夏物/冬物を問わず募集)
例)Tシャツ、Yシャツ、トレーナー、ジャージ、ズボン、スカート、スーツ、カーディガン、セーター、コートなど
②布・皮革製品
例)ベルト、ネクタイ、帽子、ハンカチ、タオル、シーツ、靴下、ぬいぐるみ、バッグなど
〇受付不可なもの:
上記の中で、泥や油、ペンキなどで汚れたものは受付できません。
〇送付方法:
衣類はきれいに洗濯して畳んだものをダンボール箱に入れてご自身で送付してください。
※配送にかかる送料はご負担ください。
〇送付先:
〒236-0004 神奈川県横浜市金沢区福浦2-8-6
ナカノ株式会社エコムナ横浜工場「わかちあいプロジェクト係」
Tel.045-701-6263
〇古着の使い道:
ご寄付いただく古着は、横浜の古着リサイクル専門業者のナカノ株式会社により、丁寧に仕分けされ、再利用またはリサイクルされます。国内や海外で古着として販売されたり、工場で使うウエスに加工され、フェルトや軍手をつくる糸などとして活用されます。古着による収益は、ウクライナやケニアの難民支援と、当団体の活動費に充てさせていただきます。(支援パートナー:世界ルーテル連盟(LWF))
〇ご寄付のお願い:
古着ダンボール箱1つにつき1000円のご寄付をお願いしま​す
※寄付金は昨年度まで実施していた難民古着支援プロジェクトの流れを受け継ぎ、
ウクライナやケニアの難民キャンプへの支援と当団体の活動費に充てさせていただきます。
― 郵便振替「わかちあいプロジェクト募金」(口座記号番号:00120-4-386390)
― クレジットカードの場合、わかちあいプロジェクトのウェブサイトより決済
https://wakachiai.jp/clothes/
〇問い合わせ先:事業にかかるお問合せは、わかちあいプロジェクト事務局/TEL:03-3634-7809  (平日9:30~16:00)までお問合せください。
※詳しい参加方法は「2022年古着募集要項」を参照 ⇒ https://wakachiai.jp/clothes/ 

◆支援の経緯 わかちあいプロジェクトは、フェアトレード、難民支援、自立支援の活動を通して、開発途上国の人々を支える国際協力NGOです。1993年にソマリア難民救援のために日本でご寄付いただいた古着を難民キャンプに送るプロジェクトを実施してから、以来2021年まで29回にわたり古着支援プロジェクトを実施し、タンザニアやタイ、シリア、南スーダンなどで、避難生活中に丈夫で清潔な衣類を手に入れることができない難民の人々へ古着を届ける支援を行ってきました。

近年は古着を受け入れたいという難民キャンプが少なくなっていることや、コロナウイルスの影響により古着の輸送が困難になっていることから、難民キャンプへの古着の送付は中止することとなりました。しかしながら、長年築いてきた支援のネットワークを生かし、新たな形で古着の募集を継続できないかと考え、今回の募集に至りました。

>団体HP https://wakachiai.jp/
>フェアトレードオンラインショップ Fair Select  https://www.fairselect.jp/